酔い(by:春羽伺剣)
私がつけているのとは、違う香水の香り。 シャツの裏側に、うっすら口紅の痕。 そのシャツの触れてた辺りの肌に、くっきりとキスの痣。 私への裏切りは 貴方自身への裏切り。 ねぇ、早く気付きなさいよ。 「私」という現実に。 それともこのまま 甘い夢に埋もれてしまう? 恋という酔いが醒めたら 二日酔いよりツライ現実が 貴方を待っているわ。
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