ちょっとだけ傷ついた(by:春羽伺剣)
「さようなら」 僕から切り出した話。 もう一緒には居られないと、 別れを告げた日。 「さようなら」 君は瞳に涙を滲ませて笑った。 僕と君の最後の日。 偶然交差点で擦違った君の長い黒髪から、 知らないコロンの香りがした。
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