地底
         (by:作詞:彩紋任伺)

 

出してよここから 光の当たらない 暗い窮屈な
ここから出してよ 息が苦しい どうして僕がこんな目に合わなくちゃいけないんだろう……

気がつくと僕はここにいた
深い深い地の底
太陽の光なんて勿論当たらない 自分のほかは何もわからない
手探りで周りの様子探ってみる
四方を硬く冷たい何かに覆われている
必死に爪で引っかくと少し崩れるその壁は
どこまで続くんだろう 僕にはわからないけど
他に出来ることもないから必死にもがいてみる

出してよここから 光の当たらない 暗い窮屈な
ここから出してよ 息が苦しい どうして僕がこんな目に合わなくちゃいけないんだろう……

気がついてからどれだけ過ぎたのか
深い深い地の底
そろそろ意気が苦しくなってきた 助けを呼ぶ声ももう出ない
頭の上見上げると遠くに小さな光
四方を覆う硬くて冷たい何かを
必死に引っかいていたら とうとう爪もはがれた
どれだけ削ったんだろう 僕にはわからないけど
他に出来ることもないからそっと体預けてみる

出れずにこのまま 死ぬのかな 誰にも知られずに
このまま出れずに それはそれで良いかも なんて
ぼんやり思ってた なんか慣れてきたかも
硬く冷たい壁に赤い筋がいくつも

凄く上のほうで僕の名を呼ぶ声
誰かが僕を読んでる 誰かが僕を探してる
僕はここにいる こんな深い地の底で
一人僕がいる 助け求めてる
自分取り戻し 状況思い出す
気力振り絞り もう一度叫んでみる

出してよここから 光の当たらない 暗い窮屈な
ここから出してよ 息が苦しい どうして僕がこんな目に 
出してよここから 光の当たらない 暗い窮屈な
ここから出してよ 息が苦しい なんだか目が回る 声がもう出ない
呼び声が遠ざかる 待って 行かないで
どうして 僕はここにいるのに

壁が崩れてくる 僕に覆いかぶさる 思ったよりも重くて胸がつぶれた

出してよここから 声にならない声で 叫び続ける
ここから出してよ 息が苦しい どうして僕がこんな死に方しなくちゃいけないんだろう……

 

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