恥ずかしながら、
私には、感情が高ぶったときに詩を書くという習慣があるのです
もう随分昔からの習慣、というか癖で、
それなのに一向にうまくならない、拙い詩で
自分の心の思いをまとめていきます
そして、それを
時間があるとき
心昂ぶったとき
道に迷ったとき
など、など……
いろいろなとき
読み返します。
詩、って不思議ですね
技巧も凝らしていない、滅茶苦茶な私の詩でも
読むと、書いたときの気持ちがリアルに蘇ってきます
あの時、私はこんな風に感じた…
それが、はっきりと、こころに感じられて…
今なんとも想っていない昔の想い人に
あれほど感じた切なさを思い出したり
そして今なんとも想っていない自分が
あのときの自分と向き合う様を想像し
あんなに一生懸命焦がした胸のうちは
今となっては滑稽でさえあったりして
今の苦しい想いも未来の自分にとって
笑える位に幽かな思いなのかも知れず
それでも焦がすしかないわたしが居て
そして、また詩がひとつ。
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