氷のとき (by:彩紋任伺)

 

薄緑に輝く薄い氷の膜
その中で生きているのか死んでいるのかわからない貴方
その肌はまだ精気を湛えているようにも見える
その唇はもう精気を失っているようにも見える
そのまま美術館にでも連れて行ったら
きっと人気者になるんでしょうね
そうしたらそのときは私も
ガラスの瞳で見つめてあげる

 

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